膝…捻る？！

スキー人生29年
いっとき離れていた時期もあったが一昨年からまた本格的に復活をしていた
幸せな事に新しい仲間も出来て
冬山シーズンも忙しくしていた

そして今シーズン
久しぶりの北海道へ行くことに。
今や外国人にも人気のニセコへ
欲張って3泊4日

到着して直ぐゲレンデへそしてナイターまで
さすが北海道！スケールでかいし雪質も上等
朝から晩まで滑り続けた

3日目
ようやく天候も落ち着いてきた
お昼頃、しばらくぶりに一番上のリフトが動く❗
と言う情報が舞い込んできた
ってことは…オフピステ天国パウダー三昧
そらっ上がるぞとてっぺんへ急ぐ

到着すると既に先発隊のシュプールが幾重にも…
それでもさすが北海道の雪
その後を滑ってもまだまだパウダーを楽しめた
もう一本❗もう一本❗とその斜面を楽しんだ

3本目だったかな
深雪の荒れた面の中でもそれなり気持ち良く滑ってた
ターンをした時に右脚が深雪に持ってかれた
それでも、バランス崩すこともなくいつもの様に体制を戻した時だった

「グチッ」

なんか、今まで味わった事のない感触が膝辺りに感じた
野生の感が働いてその場で立ち止まった。
脚の様子を伺う…
特に痛みは感じなかったけれど、なんか踏ん張れないというか、力が入らない

一緒に来ていた彼が
「大丈夫か～？」と…
とりあえず ❌の合図をストックでアピール

仲間は皆リフトのとこまで滑っても行ってしまってる
幸いほぼリフト下だったので
また同じとこ上がってくるから1本待つ事に…

雪の斜面で１人…
再び膝の様子を伺うがどうもヤバい
ボーゲンの格好
いわゆる膝を内側に入れると崩れ倒れそう
踏ん張りが効かない
「前十字靭帯断裂？！」この言葉が頭を過る
まさかっ
段々ドキドキしてきた

とりあえず仲間に先導してもらいながら
レストハウスのある所まで自力で滑る
(ボーゲンは無理だったがなんとか滑れた)
皆も一緒に休憩してくれて
しばし膝を安静にしていたが
後1日を残していたし、皆のスピードには着いていけない
大事をとって下山する事にした

ほぼ山頂付近にいたからベースにたどり着くまで長いこと長いこと
レスキュー呼ぶのは嫌だったので
ゆっくりゆっくり慎重に斜面選びながら下りた
彼もサポートで一緒に下山してくれた
ありがたかった

部屋に戻って膝を見てみると
そんなに腫れてはいなかったけれど熱を持ち始めていた
そして、どこもぶつけていないのに
内側に500円玉程のアザが… なんだろう？！
「前十字靭帯断裂？！」この時もこの言葉が過る
捻ったにしろとりあえず冷やす事だ！と
雪をビニール袋に入れてひたすら冷やした
感覚が無くなるほど
膝は段々曲がらなくなっていった

後々調べるとニセコに整骨院があったんだけど
その時は知る事が出来ず
お店でサポーターを購入し
最終日は滑らずに皆を待ち安静に…

北海道からの帰り道
職場に電話を入れ、病院を調べた